FXでなかなか勝てずに悩んでいませんか?実は、日本の夕方から始まるロンドン市場には、短時間で利益を狙える大きなチャンスが眠っています。それが「ロンドン時間のブレイクアウト戦略」です。
仕事終わりや学校帰りの隙間時間に、効率よく稼ぎたい人にはぴったりの手法です。この記事では、市場オープン時の動きを利用した、教科書には載っていない実践的な「ロンドン時間のブレイクアウト戦略」について、わかりやすく解説していきます。
ロンドン時間のブレイクアウト戦略とは?
この戦略は、簡単に言うと「溜まっていたエネルギーが爆発する瞬間」を狙う方法です。難しい理論を覚える必要はなく、チャート上の特定の形に注目するだけで実践できます。
1. 東京時間の高値と安値を利用する仕組み
まずは、日中の東京時間でついた「高値」と「安値」に注目します。この間の値幅は、市場参加者が様子見をしているために狭くなることが多いです。
この高値と安値のラインは、世界中のトレーダーが意識している壁のようなものです。この壁をどちらかに突き抜けたとき、相場は大きく動き出します。
2. ヨーロッパ勢が参加してくる勢いに乗る方法
夕方になると、ロンドン市場の参加者が一斉にトレードを開始します。彼らは豊富な資金力を持っており、東京時間の静けさを打ち破るように注文を入れます。
この圧倒的なパワーによって、東京時間で作られた壁が突破されます。私たちはその勢いある波に、サーフィンのようにうまく乗っかるだけで良いのです。
3. 短時間で利益を狙える理由
ブレイクアウトが起こると、損切り注文を巻き込んで価格が一気に伸びます。そのため、エントリーしてから短時間で決着がつくことが多いのが特徴です。
何時間もチャートに張り付く必要がないため、精神的な負担も少なくて済みます。忙しい現代人にとって、非常に理にかなった戦い方だと言えるでしょう。
ロンドン市場がオープンする時間帯
ロンドン市場が開く時間は、季節によって1時間のズレがあります。この時間を間違えると、せっかくのチャンスを逃してしまうので注意が必要です。
以下の表で、今の時期がどちらに当てはまるか確認しておきましょう。
夏時間と冬時間の開始時刻
| 期間 | 日本時間(開始) | 特徴 |
| 夏時間 | 15:00 | 3月下旬〜10月下旬 |
| 冬時間 | 16:00 | 10月下旬〜3月下旬 |
1. 冬時間は日本時間の16時からスタート
冬の間は、日本時間の夕方16時がロンドン市場のオープンです。日が短くなり、外が暗くなり始める頃に相場が活気づきます。
11月から3月くらいまではこの時間帯になるので、手帳やカレンダーにメモしておくと良いでしょう。
2. 夏時間は日本時間の15時からスタート
夏時間の間は、1時間早い15時に市場がオープンします。日本の株式市場が終わるタイミングと重なるため、流れがガラッと変わることがあります。
3月の終わりから10月の終わりまでは、少し早めの準備が必要になります。おやつの時間にはもうチャートを開いておく習慣をつけましょう。
3. 世界で最も取引量が増えるタイミング
ロンドン市場は、世界中の外国為替取引の約4割を占めると言われています。ニューヨーク市場よりも取引量が多く、まさにFXの中心地です。
この時間帯に世界中のマネーが集中するため、値動きもダイナミックになります。小手先のテクニックよりも、大きな資金の流れに乗ることが重要です。
なぜロンドン時間に大きく動くのか?
なぜ夕方になると、急にチャートが暴れだすのでしょうか?その背景には、市場参加者の心理や行動パターンが深く関係しています。
1. 東京時間の「様子見」から一気に資金が入るため
東京時間は、欧米のトレーダーが寝ている時間帯です。そのため大きなトレンドが出にくく、エネルギーが溜まった状態が続きます。
ロンドン勢が起きてくると、その溜まったエネルギーが一気に解放されます。まるでダムが決壊したような勢いで、価格が動き出すのです。
2. ヘッジファンドなどの大口投資家が動き出す
ロンドンには、世界的なヘッジファンドや機関投資家が多く拠点を置いています。彼らは巨額の資金を動かすため、相場への影響力が桁違いです。
彼らが一斉に「買い」や「売り」を仕掛けてくるため、個人の力では逆らえないような強いトレンドが発生します。
3. トレンドが発生しやすい市場の性質
ロンドン市場で発生したトレンドは、その後のニューヨーク市場まで続くことがあります。つまり、その日1日の方向性を決定づける重要な時間帯なのです。
一度動き出すと一方向に進みやすいため、順張りトレーダーにとっては絶好の稼ぎ場となります。
狙うべきおすすめの通貨ペア
ロンドンブレイクアウト戦略では、どの通貨ペアを選ぶかが勝敗を分けます。動きの鈍い通貨ペアを選んでしまうと、思ったように利益が伸びません。
1. 値動きが大きいポンド系の通貨ペア
ロンドンと言えば、やはりイギリスの通貨であるポンドです。「殺人通貨」と呼ばれるほどボラティリティが高く、短時間で大きな利益を狙えます。
- ポンドドル
- ポンド円
- ユーロポンド
2. 取引量が世界一のユーロドル
ユーロドルは世界で最も取引されている通貨ペアです。テクニカル分析が効きやすく、素直な値動きをすることが多いのが魅力です。
ポンドほど荒くないため、初心者の方でも比較的扱いやすいでしょう。まずはここから監視してみるのもおすすめです。
3. 日本人になじみのあるポンド円
私たち日本人にとってなじみ深いのがポンド円です。ドル円とポンドドルの影響を受けるため、時に激しい値動きを見せます。
スプレッドも比較的狭くなっている業者が多いので、コストを抑えつつ大きな値幅を狙いたい人に向いています。
エントリーに向けたチャートの準備
いよいよ実践的な準備に入ります。チャートを開いて、いくつかの設定をするだけで準備は完了です。
1. 東京時間の高値と安値に線を引く
まずは、その日の朝9時から15時(冬時間は16時)までのチャートを確認します。その中で一番高いところと、一番安いところに水平線を引いてください。
これが「ブレイクアウトの基準線」になります。この箱の中に価格が閉じ込められているイメージを持ってください。
2. 1時間足チャートで全体の流れを確認
次に、1時間足を見て大きなトレンドの方向を確認します。全体が上昇トレンドなら「買い」を、下降トレンドなら「売り」を優先して考えます。
大きな川の流れに逆らわず、スムーズに泳げる方向を見極める作業です。
3. 15分足チャートで細かい動きを見る
実際のエントリータイミングを計るには、15分足を使います。1時間足よりも細かい値動きが見えるため、ブレイクの瞬間を逃しません。
5分足だとダマシが多く、1時間足だと遅すぎるため、15分足が最もバランスが良いと言えます。
具体的なエントリーのタイミング
準備ができたら、あとはチャンスを待つだけです。焦って飛び乗るのではなく、しっかりとした根拠を持ってエントリーしましょう。
以下の手順でタイミングを計ります。
- ラインブレイクを確認する
- 戻りを待つ
- 勢いを確認して注文
1. 引いた線を実体で抜けたらエントリー
ローソク足が、先ほど引いた高値または安値のラインを越えるのを待ちます。このとき、ヒゲではなく「実体」でしっかり抜けることが重要です。
中途半端な抜け方だと、すぐに戻ってきてしまう可能性があります。明確に「壁を突破した!」と言える形になるまで我慢してください。
2. 抜けた直後ではなく少し戻りを待つコツ
ブレイクした瞬間に飛び乗ると、高値掴みになるリスクがあります。一度抜けたラインまで価格が少し戻ってくるのを待つのが、プロの技です。
これを「リテスト」と呼びます。ラインが壁から床(または天井)に変わったことを確認してから入ることで、勝率がグッと上がります。
3. ローソク足の勢いを見て判断する方法
エントリーする直前のローソク足の形にも注目しましょう。大きな陽線や陰線が出ているときは、その方向に強い勢いがある証拠です。
逆に、小さなローソク足で迷っているようなら、見送る勇気も必要です。市場の「行きたい!」という意思を感じ取ってください。
利益確定の目安とルール
利益が出たら、どこで確定するかも事前に決めておく必要があります。欲張りすぎると、せっかくの利益がなくなってしまうこともあります。
1. 欲張らずに直近の節目で決済する
チャートを見て、過去に何度も止められている価格帯(節目)がないか探します。そこが最初の目標地点になります。
多くのトレーダーがそこで決済しようと考えているため、価格が反転しやすいポイントだからです。
2. あらかじめ決めたpips数で機械的に利確
「20pips取れたら決済する」と、ルールを決めておくのも賢い方法です。感情に振り回されず、安定して利益を積み重ねることができます。
特に初心者のうちは、利確のタイミングを迷いがちなので、この方法がおすすめです。
3. 勢いが弱まったらすぐに逃げる判断
順調に伸びていた価格が止まり、逆方向のローソク足が出始めたら注意信号です。長めのヒゲが出たりした場合は、トレンド終了のサインかもしれません。
「もう少し伸びるかも」という期待は捨てて、利益が残っているうちにサッと逃げるのが賢明です。
勝率を上げるためのチャートの見方
単純なブレイクアウトだけでなく、プラスアルファの要素を加えることで勝率を高められます。ちょっとした工夫で「ダマシ」を回避できるようになります。
1. 移動平均線の向きと同じ方向に狙う
チャートに20期間や50期間の移動平均線を表示させてみてください。その線が上を向いていれば買い、下を向いていれば売りだけを狙います。
これだけで、逆張りのリスクを大幅に減らすことができます。トレンドの味方をつける最強のフィルターです。
2. 上位足のトレンドに逆らわない工夫
15分足でブレイクしても、4時間足や日足が逆方向を向いていると、すぐに押し戻されてしまいます。大きな時間足の流れには逆らわないのが鉄則です。
「木を見て森を見ず」にならないよう、常に広い視点を持つようにしましょう。
3. 通貨の強弱関係をチェックする
その日、一番買われている通貨と、一番売られている通貨の組み合わせを選ぶと、トレンドが伸びやすくなります。
例えば、ポンドが強くて円が弱い日なら、ポンド円のロング(買い)を狙うのが最も効率的です。
ロンドンフィックスとの違い
よく似た言葉に「ロンドンフィックス」がありますが、これは全く別のものです。混同しないように整理しておきましょう。
1. 月末の深夜に起きる特殊な値動き
ロンドンフィックスは、日本時間の深夜1時(夏時間は0時)に行われる「仲値決め」のことです。特に月末には、実需のフローで激しい値動きが発生します。
今回解説している「市場オープン時のブレイクアウト」とは、時間帯も性質も異なります。
2. オープン時のブレイクアウトとは別物
ブレイクアウト戦略は「始まり」の勢いを狙うものですが、フィックスは「締め」に向けた動きです。戦い方が根本的に違うので、同じ感覚でトレードしないようにしましょう。
深夜のトレードは寝不足の原因にもなるので、初心者は夕方のブレイクアウトに集中するのが無難です。
3. 仲値に向けた資金フローの特徴
ロンドンフィックスでは、企業の決算や両替などの実需に基づく注文が大量に入ります。テクニカル分析を無視した動きになることも多く、難易度は高めです。
「フィックス」という言葉を聞いたら、「あ、深夜のやつだな」と区別できるようにしておいてください。
スマホでもできる簡単な設定方法
パソコンに張り付いていなくても、スマホだけでこの戦略は実践可能です。便利な機能を使って、チャンスを逃さないようにしましょう。
1. アラート機能を使ってチャンスを待つ
ほとんどのFXアプリには、指定した価格に到達すると通知してくれる「アラート機能」があります。東京時間の高値と安値にアラートをセットしておけば、ずっと画面を見ている必要はありません。
通知が鳴ったときだけチャートを確認すれば良いので、仕事中や外出先でも対応できます。
2. 外出先でも確認しやすいチャート設定
スマホの画面は小さいので、表示するインジケーターは最小限に絞りましょう。水平線と移動平均線が1本あれば十分です。
ごちゃごちゃさせず、シンプルに価格の動きだけを追えるようにしておくのがコツです。
3. 注文と同時に決済予約を入れる手順
IFO注文(イフダンオーシーオー)を使えば、エントリーと同時に「利確」と「損切り」の注文をセットできます。
これなら、注文後はアプリを閉じてしまっても大丈夫です。感情に邪魔されることなく、計画通りのトレードが完結します。
まとめ
ロンドン時間のブレイクアウト戦略は、市場の習性を利用した非常に合理的で強力な手法です。
- 東京時間の高安値に注目する
- 15時・16時のオープン後の勢いに乗る
- 深追いせずにサクッと利益を確保する
まずは少額からで構いません。夕方のちょっとした時間を使って、世界のマネーの流れを体感してみてください。チャートを見るのが、きっと今よりも楽しくなるはずです。








