FXを始めようと勉強していると、「今回は20pips抜けました!」「損切りは10pipsに設定しましょう」といった言葉をよく目にしませんか?
「円やドルならわかるけど、pipsって一体何?」と戸惑ってしまう方は多いはずです。実はこの「pips(ピップス)」、FXで利益を上げるためには絶対に避けて通れないとても大切な共通言語なんです。
この記事では、FX初心者が最初につまずきやすい「pipsの意味」や「計算方法」について、難しい専門用語を使わずにわかりやすく解説します。読み終わる頃には、あなたもトレーダーの会話が自然と理解できるようになっているはずですよ。
FXの専門用語「pips」とは?
FXの世界に飛び込むと、いきなり聞き慣れないカタカナ用語がたくさん出てきて驚きますよね。その中でも特に頻繁に使われるのが「pips(ピップス)」です。
まずは、この言葉が一体何を指しているのか、なぜこれほど重要なのかを紐解いていきましょう。ここを理解するだけで、FXの仕組みがぐっと身近に感じられるようになります。
1. pipsという言葉の意味と読み方
pipsは「Percentage in points」の略で、日本語では「ピップス」と読みます。直訳すると少し難しいですが、簡単に言えば「通貨の共通単位」のことです。
私たちは普段、物の価値を「円」で測りますが、FXの世界では少しルールが異なります。異なる通貨同士を交換する市場だからこそ、特別なメモリが必要になるんです。
定規のメモリをイメージしてみてください。「1センチ」や「1ミリ」があるからこそ、正確な長さが測れますよね。pipsもそれと同じで、通貨の値動きを測るための「最小メモリ」だと考えてください。
2. 通貨ペアごとの「値動きの最小単位」
FXには「ドル円」や「ユーロドル」など、さまざまな通貨ペアがあります。これらはそれぞれ価格の桁数が違いますよね。
例えば、ドル円は「150.00円」、ユーロドルは「1.1000ドル」といった具合です。このように桁数がバラバラだと、どれくらい動いたのかを比較するのが大変です。
そこで、どの通貨ペアでも共通して使える「値動きの最小単位」としてpipsが定められました。これがあるおかげで、どんな通貨を取引していても統一された基準で話をすることができます。
3. 初心者がpipsを覚えるべき理由
「円で考えたほうが楽なのに」と思うかもしれません。でも、pipsを理解していないと、自分がどれくらいのリスクを取っているのかが把握できなくなってしまいます。
FXでは、pipsを使って「利益目標」や「損失の許容範囲」を決めます。これが曖昧なままだと、知らず知らずのうちに大きな損失を出してしまうかもしれません。
自分の資金を守るためにも、pipsという「共通のものさし」を使いこなせるようになることが、トレーダーとしての第一歩です。
なぜ「円」ではなく「pips」という単位を使うのか?
日本で暮らしていると、「100円儲かった」「500円損した」と言うほうが直感的でわかりやすいですよね。それなのに、なぜFXではわざわざpipsという単位を使うのでしょうか。
実はこれには、世界中のトレーダーがスムーズに取引を行うための、とても合理的な理由があるんです。
1. 異なる通貨ペアを共通の尺度で測るため
FXには、日本円が絡まない通貨ペアもたくさんあります。例えば「ユーロとドル」や「ポンドとスイスフラン」の取引です。
もし全てを「円」や「ドル」だけで語ろうとすると、その都度レート換算が必要になり、計算が非常に複雑になってしまいます。
「ユーロドルで10pips動いた」「ドル円で10pips動いた」。こう表現すれば、どの通貨ペアであっても「同じくらいの値幅が動いたんだな」と瞬時に理解できますよね。
2. 世界中のトレーダーと共通認識を持つため
FXは世界中の人々が参加する巨大なマーケットです。アメリカ人も、ヨーロッパ人も、私たち日本人も同じ市場を見ています。
もし国ごとに違う単位を使っていたら、情報のやり取りができません。ツイッターやニュースで海外の情報を得るときも、pipsという共通言語があればすぐに状況が飲み込めます。
いわばpipsは、FX市場における「英語」のようなもの。これを覚えることで、世界中のトレーダーと同じ目線でチャートを見ることができるようになります。
3. 損益の計算をシンプルにするため
トレードの成績を管理するときも、pipsはとても便利です。金額だけで見ていると、取引量(ロット数)によって数字が大きく変わってしまうからです。
「今日は1万円勝った」と言っても、たくさん賭けて勝ったのか、上手な分析で勝ったのかは分かりません。でも「20pips獲得した」と言えば、純粋なトレードの技術力を測ることができます。
自分のスキルアップのためにも、金額ではなくpipsで成績を記録する習慣をつけると、成長スピードが早まりますよ。
日本円を含む通貨ペア(クロス円)の1pips
ここからは、より実践的な内容に入っていきましょう。まずは私たちに馴染み深い「日本円」が含まれる通貨ペアについてです。
ドル円(USD/JPY)やユーロ円(EUR/JPY)など、相手が日本円である通貨ペアを「クロス円」と呼びます。この場合の1pipsは、非常に覚えやすい数字です。
1. クロス円における1pipsの定義(0.01円)
クロス円において、1pipsは「0.01円」です。つまり、1円の100分の1が1pipsということになります。
例えば、ドル円が「150.00円」から「150.01円」に動いたとき、これが「1pips動いた」状態です。
逆に言えば、100pips動くと「1円」動いたことになります。ニュースで「今日は1円以上の円安が進みました」と聞いたら、「なるほど、100pips以上動いたんだな」と変換できるようになればバッチリです。
2. 1pips=1銭という考え方
日本では昔から、円の下の単位として「銭(せん)」が使われてきました。1円=100銭ですよね。
この「1銭」が、ちょうど「1pips」と同じ価値になります。「1pips = 0.01円 = 1銭」。この関係式を頭に入れておくと、スッと理解しやすくなるはずです。
年配のトレーダーや日本のニュース記事では「50銭の円高」といった表現をよく使いますが、これは「50pipsの変動」と同じ意味だと捉えてください。
3. ドル円やユーロ円での表示例
実際の取引画面を見てみましょう。最近のFX会社のアプリでは、小数点以下が3桁まで表示されていることが多いです。
例として「150.123」というレートがあったとします。この場合、pipsを表しているのはどの数字でしょうか。
正解は、小数点第2位の「2」です。一番右の「3」は、さらに細かい0.1pips(ポイントと呼ばれることもあります)を表しています。少しややこしいですが、まずは「小数点の第2位が1pips」と覚えておけば間違いありません。
日本円を含まない通貨ペア(ドルストレート)の1pips
次に、日本円が含まれていない通貨ペアについて見ていきましょう。ユーロドル(EUR/USD)やポンドドル(GBP/USD)などがこれに当たります。
これらは「ドルストレート」と呼ばれ、世界中で活発に取引されています。クロス円とは少し勝手が違うので、ここでしっかり整理しておきましょう。
1. ドルストレートにおける1pipsの定義(0.0001ドル)
日本円を含まない多くの通貨ペアでは、1pipsは「0.0001」です。クロス円に比べて、小数点の桁数がだいぶ深いですよね。
例えば、ユーロドルが「1.1000」から「1.1001」に動いたとき、これが1pipsの変動になります。
「0が多すぎて混乱する!」という方もいるかもしれませんが、安心してください。「下から数えて4番目の数字が変われば1pips」と単純化して覚えてしまいましょう。
2. ユーロドルやポンドドルでの表示例
ドルストレートのチャートを見ると、数字がずらりと並んでいて難しく感じるかもしれません。でも、見るべきポイントは決まっています。
例えば「1.0850」というレートの場合、右端の「0」が1pipsの位になります。これが「1.0860」になれば、10pips上昇したということです。
多くの取引ツールでは、pipsの位(小数点第4位)が大きく表示されていたり、色が変わっていたりして、見間違えないような工夫がされています。
3. 小数点以下の桁数に注目する方法
ここまでの話を整理すると、通貨ペアによって「pipsの場所」が違うことがわかります。これを見分ける簡単なコツをお伝えします。
- 日本円ペア(クロス円)
- ドルストレート(その他)
この2つのグループで、小数点の位置が違うだけです。
クロス円は「小数点第2位」、それ以外は「小数点第4位」。このルールさえ覚えておけば、どんなマイナーな通貨ペアに出会っても迷うことはありません。
取引画面でのpipsの確認方法
知識としてわかっていても、いざ実際のスマホ画面やPC画面を見ると「どれがpipsだっけ?」と焦ってしまうことがあります。
各FX会社の画面は少しずつデザインが違いますが、pipsを確認するための共通のポイントがあります。ここを押さえておけば、誤発注などのミスも防げますよ。
1. チャート上の目盛りの見方
チャートの右側には、価格を示す縦軸の目盛りがあります。ここを見ると、現在のレートが何桁で表示されているか一目でわかります。
例えばドル円なら「150.500」のように表示されているはずです。この目盛りを見ながら、「今ここからここまで動いたら何pipsだな」と予測を立てていきます。
最近のアプリでは、指で画面をなぞるだけで「この区間は25pips」のように自動で測ってくれる機能がついているものも多く、とても便利です。
2. 気配値(レート)表示での確認ポイント
注文を出す画面(気配値ボード)では、数字の大きさに注目してください。多くの会社で、pipsに相当する桁の数字が大きく強調されています。
ドル円の「150.123」なら、「12」の部分が大きく、「3」が小さく表示されていることが多いです。これは「ここがpipsのメインですよ」と教えてくれているサインです。
この強調表示のおかげで、パッと見た瞬間に「今は12pipsあたりを動いているな」と直感的に判断できるようになっています。
3. アプリやツールによる表示の違い
FX会社によっては、表示方法に若干のクセがあります。特に海外のツールを使う場合は注意が必要です。
「1pips」を「10ポイント」と表現したり、小数点以下の桁数が5桁まであったりと、最初は戸惑うかもしれません。
新しいアプリを使うときは、まずデモトレードなどで画面を触ってみて、「1pips動くと画面上の数字がどう変わるのか」を確認しておくと安心です。
pipsを使った損益の計算方法
「結局、10pips取れたら幾ら儲かるの?」これが一番知りたいところですよね。pipsを実際の金額に換算する方法をマスターしましょう。
計算式と聞くと難しそうですが、仕組みは掛け算一つだけです。これさえわかれば、トレードの計画がぐっと立てやすくなります。
1. 基本的な損益計算の公式
損益を計算する基本の式はとてもシンプルです。以下の式を頭の片隅に入れておいてください。
獲得pips × 取引量(ロット) = 損益額
例えば、クロス円で10pips(0.1円)幅を獲得し、1万通貨取引したとします。
0.1円 × 10,000通貨 = 1,000円。つまり、1,000円の利益になります。
2. 獲得pips数と利益の関係
同じpips数を獲得しても、取引量が違えば利益額は変わります。これがFXの面白いところであり、怖いところでもあります。
- 1,000通貨で10pips獲得
- 1万通貨で10pips獲得
- 10万通貨で10pips獲得
これらは全て「トレードの上手さ」は同じですが、手元に残る金額は「100円」「1,000円」「1万円」と大きく異なります。自分の資金力に合わせて調整できるのがメリットですね。
3. 損失が出た場合の計算例
逆に、予想が外れて損をしてしまった場合も計算式は同じです。
もし20pips逆行して損切りになったとしましょう。1万通貨で取引していたなら、0.2円 × 10,000 = 2,000円の損失です。
エントリーする前に「ここで損切りになったら幾ら失うか」をこの計算式でチェックしておけば、冷静な判断ができるようになります。「これくらいの損失なら許容範囲だな」と思えてから注文を出すのが、長く生き残るコツです。
利益額を決める「ロット数」と「pips」の関係
先ほど少し触れましたが、「ロット数」と「pips」は車の両輪のような関係です。
pipsは「距離」、ロット数は「運ぶ量」だとイメージしてみてください。同じ距離を走っても、トラックで運ぶのか自転車で運ぶのかで、運べる荷物の量(=利益)は違いますよね。
1. 1万通貨取引での1pipsの価値(100円)
日本の個人トレーダーの間で基準となることが多いのが「1万通貨」という単位です。多くの国内FX会社では、これを「1ロット」と呼ぶこともあります。
クロス円において、1万通貨取引での1pipsの価値は「100円」です。これは丸暗記してしまって損はありません。
「10pips取れたら1,000円」「50pips取れたら5,000円」。計算がとても楽になりますし、お小遣い感覚でイメージしやすいですよね。
2. 1000通貨取引での1pipsの価値(10円)
最近増えている「少額取引」対応の会社では、1,000通貨から始められます。初心者の練習用として非常におすすめです。
この場合、1pipsの価値は「10円」になります。100pips(1円幅)大きく動いても、損益は1,000円程度です。
これなら、失敗してもランチ代程度の損失で済みます。「まずは1pips=10円のレートで練習して、慣れたら100円に上げる」というステップアップが理想的です。
3. ロット数を変えた時の損益変動イメージ
ロット数を上げれば上げるほど、1pipsの重みが増していきます。10万通貨なら1pips=1,000円、100万通貨なら1pips=1万円です。
プロトレーダーの中には、わずか数pipsの動きで数十万円を稼ぐ人もいます。それは、このロット数を大きく張っているからです。
しかし、初心者がいきなり真似をするのは危険です。まずは小さなロットで「安定してプラスのpipsを残せるようになること」を目指しましょう。金額を増やすのは、実力がついてからで十分です。
スプレッド(取引コスト)とpipsの関係
FXには「取引手数料」が無料の会社が多いですが、代わりに「スプレッド」という実質的なコストが存在します。
このスプレッドも、実はpipsで表示されています。自分が取引するたびに、どれくらいのpipsを支払っているのかを知ることは、利益を残す上で非常に重要です。
1. スプレッドが「0.2銭」や「1.0pips」と表記される意味
FX会社の公式サイトを見ると、「ドル円 0.2銭」「ポンド円 1.0pips」といった表記があります。これは「買う価格と売る価格の差」を表しています。
つまり、エントリーした瞬間に、このスプレッド分だけマイナスからのスタートになるということです。
0.2銭なら0.2pipsのマイナスから始まります。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、回数を重ねるとバカになりません。
2. 取引のたびにかかるコストの計算
例えば、スプレッドが1.0pipsの通貨ペアを1万通貨取引したとします。この場合、エントリーするだけで100円のコストがかかっている計算になります。
もし1日に10回取引したら、それだけで1,000円のコストです。勝っても負けても掛かるコストなので、できるだけスプレッドが狭い(小さい)FX会社を選ぶのが有利になります。
特に短期売買をする人にとっては、この「スプレッドの狭さ」が死活問題になります。
3. 実質的な手数料としての考え方
スーパーで買い物をする時の消費税のように、スプレッドは必ずついて回るものです。
利益目標を立てるときは、このスプレッド分も考慮に入れる必要があります。「10pips取りたいなら、スプレッド分を含めて10.2pips動く必要がある」と考えるのが現実的です。
ギリギリの勝負をしているとき、このわずかな差で利確できなかったり、損切りにかかってしまったりすることもあるので、常に意識しておきましょう。
目標設定に役立つpipsの目安
「1回のトレードで何pips取ればいいの?」というのは、初心者が最も悩みやすいポイントです。
実はこれ、トレードのスタイルによって正解が全く異なります。自分がどのようなリズムで取引したいのかに合わせて、目標を変えていく必要があります。
1. デイトレードで狙う一般的なpips数
1日のうちに取引を完結させる「デイトレード」の場合、1回あたり10pips〜30pips程度を狙うのが一般的です。
これくらいなら、通常の相場変動の中で十分に達成可能な数字です。「20pips取れたら十分素晴らしいトレード」と自分を褒めてあげてください。
欲張って「今日は100pips取るぞ!」と意気込むと、無理な取引をしてしまいがちです。小さな利益をコツコツ積み重ねるイメージが大切です。
2. スイングトレードで狙う大きなpips数
数日から数週間ポジションを持ち続ける「スイングトレード」なら、狙う値幅も大きくなります。50pips〜100pips以上を目標にすることが多いでしょう。
長い期間保有する分、一時的な逆行にも耐える必要がありますが、一度トレンドに乗れれば大きな利益を得られます。
チャートを頻繁に見られない忙しい会社員の方などは、このスタイルで大きめのpipsを狙うのが向いているかもしれません。
3. 初心者が最初に目指すべき数値
いきなり大きな利益を目指すのは難しいものです。まずは「月間トータルでプラスのpips」を残すことを目標にしましょう。
たとえ1pipsでも、1ヶ月終わってプラスであれば、それは立派な勝利です。多くの初心者はマイナスで終わってしまうのが現実ですから。
「1日10pips」のようなノルマを作るとプレッシャーになるので、「良い形が来たら入る」というスタンスで、結果的にプラスならOKという気楽さを持つことが継続の秘訣です。
獲得pipsを増やすための考え方
慣れてくると「もっと効率よくpipsを稼ぎたい」という欲が出てくるはずです。
ただ闇雲にトレード回数を増やしても、スプレッド貧乏になるだけです。効率よくpipsを獲得するためには、相場選びが重要になってきます。
1. 値幅のある通貨ペアを選ぶ視点
同じ時間チャートを見ていても、全然動かない通貨ペアと、激しく動く通貨ペアがあります。
例えば「ポンド」が絡む通貨ペア(ポンド円やポンドドル)は、値動きが激しいことで有名です。「殺人通貨」なんて怖いあだ名もありますが、うまくいけば短時間で多くのpipsを獲得できます。
逆にドル円は比較的穏やかです。自分の性格やスキルに合わせて、相性の良い「遊び場」を選ぶのもトレーダーの腕の見せ所です。
2. トレンドが発生している時間の活用
相場には「動く時間帯」と「動かない時間帯」があります。動かない時間帯に頑張っても、pipsはなかなか伸びません。
- ロンドン市場が開く夕方(16時〜)
- ニューヨーク市場が開く夜(21時〜)
この時間帯は世界中のお金が動き出すため、トレンドが発生しやすくなります。効率よくpipsを稼ぐなら、この「波が来る時間」を狙ってサーフィンをするのが一番です。
3. 無理のないpips獲得を目指す姿勢
「損失を取り返そう」として無理なトレードを繰り返すと、往復ビンタを食らってさらにpipsを失うことがよくあります。
相場は明日も明後日も動いています。「今日はチャンスがないな」と思ったら、ノートレードで終わる勇気も必要です。
「pipsを守ること」は「お金を守ること」と同じです。無理に攻めるのではなく、確実性の高い場面だけを狙い撃つスナイパーのような意識を持ちましょう。
pips計算を楽にする便利なツール
ここまで計算方法などを説明してきましたが、「毎回自分で計算するのは面倒だな」と感じた方もいるでしょう。
安心してください。今は便利なツールがたくさんあるので、暗算ができなくても全く問題ありません。便利なものはどんどん活用して、脳のメモリを分析のために使いましょう。
1. FX会社が提供する計算シミュレーター
多くのFX会社の公式サイトには、「証拠金シミュレーター」や「pips計算機」といったツールが用意されています。
「通貨ペア」「現在のレート」「取引数量」を入力するだけで、「1pips動いたら幾らの損益になるか」を一瞬で出してくれます。
トレードを始める前に、一度これらのツールで「今の資金ならどれくらいのリスクが取れるか」を確認する癖をつけると良いでしょう。
2. スマホアプリでの自動計算機能
最新のトレードアプリは本当に優秀です。注文画面で「利益確定(指値)」や「損切り(逆指値)」のレートを入力すると、その下に自動で「予定損益額」を表示してくれるものがあります。
「ここに損切りを置いたら-5,000円になるのか、じゃあもう少しロットを落とそう」といった調整が直感的にできます。
pipsの計算に自信がないうちは、この機能がついているアプリを提供しているFX会社を選ぶのがおすすめです。
3. 暗算でざっくり把握するコツ
ツールも便利ですが、ざっくりとした暗算ができると、とっさの判断が早くなります。
- クロス円の1万通貨なら、1pips=100円
- クロス円の1,000通貨なら、1pips=10円
この2つだけ覚えておけば、あとは応用が利きます。「50pips動きそうだから、1万通貨なら5,000円だな」と瞬時にイメージできれば十分です。
細かい1円単位の計算はツールに任せて、大まかな規模感を掴む感覚を養っていきましょう。
まとめ
FXにおけるpipsは、単なる専門用語ではなく、トレーダーにとっての「共通言語」であり、自分の資金を守るための「命綱」でもあります。
最初は「0.01円」や「0.0001ドル」といった細かい数字に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば自転車に乗るように自然に扱えるようになります。
まずは「クロス円なら1pips=1銭」という基本からスタートして、少額取引で実際の数字の動きを体感してみてください。
焦る必要はありません。pipsの感覚が身につけば、チャートを見る目が変わり、トレードの世界がもっとクリアに見えてくるはずです。さあ、まずは自分のチャートを開いて、pipsの目盛りを確認することから始めてみませんか?








